奈良の一般人

思ったことを書いています。稚拙な文章になりますが、よろしくお願いいたします。

奈良県の日帰り観光問題

こんにちは。

今回は、奈良県の日帰り観光問題について、個人的な考えを含めながら取り上げていきたいと思います。

奈良県内には、「古都奈良の文化財」、「法隆寺地域の仏教建造物」、「紀伊山地の霊場と参詣道」といった3つの世界遺産、それに加え国宝と重要文化財が合わせて1328件(2021年12月現在)あります。まさに歴史遺産の宝庫ともいえるでしょう。

しかし、そんな歴史遺産に恵まれ、見どころも多い奈良県ですが、ある問題があります。それが、奈良県に来る観光客の「宿泊客」の少なさです。つまり、奈良県に来る観光客は「日帰り」がほとんどなのです。ツイッターで、奈良県の「泊まれ」と書かれたポスターも話題になりましたね(笑)。

 

そこでなぜ、奈良県の宿泊者数が少ないのか、個人的にまったり考えてみました。

 

1. 奈良公園の鹿と東大寺の大仏以外あまり知られていないのではないか?

 皆さんは、奈良県と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?すると、ほとんどの人は「奈良公園の鹿」と「東大寺の大仏」かと思います。先述で、歴史遺産に恵まれ、世界遺産や国宝、重要文化財が多いと紹介しましたが、あなたは鹿と大仏以外、奈良県の観光地といえばどこを思い浮かべますか?修学旅行で奈良県内のあらゆる場所に行った経験や、受験で日本史を学んだことがある方は他にも観光地を思いつくかもしれませんが、たいていの方にとっては奈良県の観光といえば鹿と大仏でしょう。観光客の「奈良」のイメージが奈良公園のエリアに偏ってしまっているのでは?と思ったり。確かに、テレビやSNSなどで奈良県を取り上げられるとき、鹿が映った映像がとりあげられることが多いので、その影響もあるかもしれません。テレビで取り上げられるとき、大池からの薬師寺の風景というのはあまり見かけませんね(笑)。ぶっちゃけ、奈良公園東大寺だけを回るのであれば3時間くらいで可能です。

 

2.ホテルの数が少ない

 そもそも、奈良県内にはホテルの数が少ないということです。奈良県のホテルの客室数は全国で46位(笑)。まあ、客室数が少ないとなると、泊まる人の数も少なくなるのは当然ですかね・・・。

 

3.大都市(大阪や京都)に近い

 奈良市内から近鉄電車に乗って大阪難波駅まではだいたい30分ほどです。また、JR奈良駅から天王寺までは乗り換えなしで約30分、大阪駅までも約50分で行くことができます。また、京都駅までも40分から50分、近鉄特急に乗れば35分ほどでアクセスすることができ、1時間もかかりません。京都や大阪は都市規模も大きく、宿泊施設の数や種類、値段など、選択肢がたくさんあります。

 

以上、3つ挙げてみました。特に1番に関しては、例えば秋篠寺や西ノ京の薬師寺唐招提寺斑鳩法隆寺など、他にもたくさんの歴史あるスポットをアピールしていくことが重要であると思います。そして、京都のようにバスで周遊するといったスタイルも定着していくと良いかと思います。

 

これらはあくまで個人的な考えです(笑)。他にも何かあるかもしれませんね。